作品募集スタート 第10回グランマ絵画公募展

ニューヨークの片田舎に生まれた、グランマ・モーゼス(1860〜1961)はアメリカを代表する女流素朴画家です。
12歳の時には家を離れ農場で働き、その後結婚し農業にいそしみながら5人の子供を育てました。
67歳の時に趣味で刺繍を始め、75歳より本格的に絵を描き始めました。
彼女は生活費の足しにと、自分の描いた絵を自家製のジャム等と一緒に市に並べていました。
78歳の時に美術蒐集家が才能を見抜き作品を買い取ります。
その後、個展を開催し、同年ニューヨーク州賞を受するなど、彼女の名声は高まっていき、
各地で展覧会が開かれるようになります。100歳の誕生日には「モーゼスおばあさんの日」という記念日ができます。

以上が、彼女の簡単な経歴です。
本名はアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス。
グランマとは「おばあちゃん」の意で、親しみを込めて呼ばれた愛称です。

モーゼスの大きな魅力は、その衒いのない純粋な眼差しで描かれた画風にあります。
上手い下手ではなく、彼女の純粋な楽しい想いが直に伝わってくるのが彼女の作品の特徴です。

もう一つの魅力は、75歳頃から本格的に絵を描き始め、101歳まで書き続けたことがあります。
それは、「人生いくつになっても、何歳からでも始めることに遅いなんてことはないんだよ」と教えてくれるようですね。

そんな彼女にちなんで始めた【グランマ絵画公募展】も、今年で10回目になります。

趣味で絵を描いているような、65歳以上の女性限定の公募展です。
この公募展の特徴は、申し込んでいただいた方(先着100名)全員、美術館で展示します。
審査をし、入賞した方だけが展示されるわけではありません。

もう一つ、公募展と名のつく以上一応審査はします。賞もあります。
しかし、一部のマスコミに賞と名前が発表されますが、美術館では賞を公表しません。
それは、観る人に、これが大賞で、あれが〜賞と、先入観を持ってご覧になっていただきたくないという、美術館側からの想いがあります。

実際にご覧になっていただき、自分で大賞を決めてください。
それは、上手い下手ではなく、想いが伝わってくる作品を選んでいただければ幸いです。

第10回グランマ絵画公募展の作品募集スタートしました。申し込み締め切りは、3月25日(月)必着です。
ご応募お待ちしております!  

詳細は→http://www.harmo-museum.jp グランマ絵画公募展







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