博物館実習を終えて

Posted by ハーモ美術館. 2022年09月28日15:00 | Comment(0)
2022年9月23日から9月28日までの6日間、博物館実習をさせていただきました。

私は長野県外からの実習生ですので、下諏訪のホテルに滞在し、この街で生活しながらハーモ美術館へ通いました。
実習中は、接客対応を中心として、業務の一部を体験させていただいたり、学芸員の方に展示の方法・作品の扱い方などを教えていただきました。
常連のお客さんと接する際も、短期ではありますが街の一員として、お客さんの背景を想像しながら対話することができて楽しかったです。
印象的なことだらけの日々でしたが、とりわけ実際に絵画に触れた時の喜びと、とてつもない緊張感は忘れることはないと思います。

限られた時間と体制で、多くの業務をこなしている職員の皆様には頭が下がります。
また、そのような多忙の中、様々なことを教えてくださったことに心から感謝しています。
業務の中には日々の清掃も含まれていますが、「自分たちで掃除をするのはどこが汚れやすいのかを自分たちで気づくことができるから」という旨の話を館長や職員の方から伺いました。
仕事の上でも、実習を離れた日常生活の中でも、自分の中で活かしたい感覚を学ぶことができました。

現在展示されている作品は、ハーモ美術館で所蔵する400点の作品のうちのほんの一部とききます。
企画展はもちろん、今後の常設展も楽しみに今後も足を運びたいと思います。



20220928_2



実習生T  


博物館実習を終えて

Posted by ハーモ美術館. 2022年09月22日17:13 | Comment(0)
9月11日〜22日まで実習をさせていただきました。

10日間で、受付・案内、喫茶、額絵の展示、館内と展示物の清掃、キャプションや企画展の記録ファイル作りなど、多岐にわたる学芸員の業務を行いました。

私にとって印象強かった業務内容を3つ記したいと思います。

1つ目は、ご来館されたお客様にする館内のご案内です。
順路や、入館してすぐに目に入るサルヴァドール・ダリの彫刻についてなどの数多くの説明をしなければならず、初めは上手くできるかどうか心配で、一人で練習もしました。しかし、ハーモ美術館の皆様が優しく、コツなども交えながら教えてくださったおかげで、お客様をスムーズにご案内することができました。
実習中は曇りや雨の日が多く、残念ながら「ここから富士山が見えます!」という説明をする機会は少なかったのですが、運よく富士山を見ることができたお客様にはとても喜んでいただけました。

2つ目は、本物の額絵の展示作業です。額の縦横幅と吊り紐の長さを測り、杭を打つ位置を計算して壁に展示したのですが、思うようにいかず、何度も修正を行いました。本物なので緊張感もものすごかったです。展示作業に慣れた学芸員の皆様は、この大変な作業を、ほとんどメモを取らずに素早く展示していくという話を聞いて、非常に驚きました。




3つ目は、館内の喫茶でのお仕事です。今まで飲食店で働いたことのない私は、緊張しつつ、コーヒーの入れ方やお客様への対応を学びました。喫茶には常連のお客様がいらっしゃるので、毎日何気ない会話が生まれます。ハーモ美術館の魅力である、優しく親しみやすい雰囲気はここから生まれているのだと感じました。

ハーモ美術館は、お客様との距離がとても近くに感じられ、誰もが笑顔になれる美術館です。常連さんはもちろんのこと、初めてご来館された方でもつい話が弾んでしまうような、そんな素敵な美術館でした。
諏訪湖と富士山を望む、自然に囲まれた素敵な美術館で実習を行えたことが本当に嬉しいです。



短い間でしたが、たくさんのことを学ばせていただきました。人間的にも、技術的にも、とても成長できた期間だったと思います。
またいつか必ず来ます。本当にありがとうございました!

実習生K
  


リト@葉っぱ切り絵展 葉っぱの小旅行in長野 〜やさしい贈り物にいやされる〜

2022年10月8日(土) 〜 11月23日(水)の期間、
『リト@葉っぱ切り絵展 葉っぱの小旅行in長野 〜やさしい贈り物にいやされる〜』を開催しますicon12icon12

なんと!
展覧会初日の10月8日(土)は、リト@葉っぱ切り絵さんによる書籍ご購入者限定のサイン会も開催します!








※会期中、企画展をご覧いただけない日がございますのでご来館の際はご注意ください。  


博物館実習を終えて

Posted by ハーモ美術館. 2022年09月10日15:33 | Comment(0)
8月30日から9月10日まで博物館実習をさせていただきました。
3年前に一度訪れたことのある美術館でしたが、今度は運営する側になり、美術館へと毎日足を運ぶことになりました。

学芸員という肩書きではあるものの、ある時は喫茶店のスタッフになったり、ある時はグッズのポップを作ったり、お客様に作品のご案内をしたりと、とにかくその仕事は多種多様でした。

実習初日は不安があったものの、美術館のスタッフの方はもちろん、現在開催されている企画展「ねむの木の子どもたちとまり子美術館」のスタッフの方や常連のお客様との会話が楽しく、学芸員としてだけではない、社会を学ぶ機会となりました。

もちろん、学芸員の方には美術館に関わる様々な知識と技術を教わりました。気になったこと、授業では聞けなかったような質問も嫌な顔せず全て答えてくださり、今まで見えていなかった世界を少しだけ知ることが出来ました。

授業で勉強してきたこととは違った、リアルな博物館を体験する場所が、ここハーモ美術館で本当に良かったと思います。

10日間という学芸員としては短い期間でしたが、たくさんご指導いただきありがとうございました。

実習生F